| みずほ情報総研 金融ソリューション第3部 | ||
| 部長 宮田 隆司様 |
第1チーム システムコンサルタント 横山 大輔様 |
第1チーム 次長 出井 恭男様 |
金融ソリューション第3部様と共同開発した「Tracer for Salesforce」について、Salesforceの利用方法の変遷や、Salesforce利用におけるセキュリティの考え方に関してお聞かせいただきました。
初めてSalesforceをみずほグループ企業に導入したのは2005年のことでした。 そこから徐々にグループ内にSalesforceは浸透していきましたが、2007年頃まではSFA/CRMとしての利用がメインでした。 2008年以降は、 利益相反管理、リスク管理、顧客向けポータル・会員制サイトといった、営業管理以外での利用も広がってきました。
導入当初はSalesforce自体のセキュリティに問題が無いか懸念されるお客様が大多数でした。 そのため、利用範囲を限定し、Salesforceで扱うデータを限定した運用をされておりました。 当時を振り返ると、Tracer for Salesforceのような製品を紹介していたとしても、守るべきデータがSalesforceに存在していなかったため、お客様への反響が少なかったかもしれません。
2009年頃から大規模なCRMの提案依頼を受ける機会が増えてきました。我々が確認した提案依頼の中では、ログ取得が重要な評価ポイントとなることが多く、そういった場合は運用や個別開発などで対処していました。
昨今、Salesforceがメジャーになるにつれて、Salesforce自体のセキュリティを懸念するユーザが減ってきたため、重要なデータを扱うようになりました。
そのため、Salesforceのデータセンタ側だけではなく、利用するユーザ側でも利用履歴を取得していかなければいけないという考え方に、この5年で意識が変革されてきました。それに伴いTracer for Salesforceのような製品でユーザ側の利用履歴の取得を求められる時期が来ています。
最初にSalesforce利用のトレーサビリティに対して明確な意識を持ったのは、あるお客様へSalesforceの提案をした際に「Salesforceはログ機能を追加開発する必要がある」と言われたことがきっかけでした。 そのお客様では、CRMシステムを手組みで開発しており、特に重要視した機能がログ取得とその監査機能だったとのことです。
確かにSalesforceには必要とされたログ機能が不足していたため、大企業の基幹となるCRMとして導入するためには、ログ機能の充実が必須であることを感じました。 そのときの経験を生かし、Salesforceの利用を監査するために必要な取得ログ情報のノウハウを蓄積し、技術力のあるWEEDS社であれば、我々が求めているログを取得する機能を実装できると考え、Tracer for Salesforceの開発に踏み切りました。

WEEDS社と合同で出展したセミナーでは、大勢のお客様にブースへ足をお運び頂きました。特に大企業の方ほどTracer for Salesforceで取得するログの必要性を理解してくださっているという印象を受けました。
Tracer for Salesforceの発表からすぐに、数万ライセンスのSalesforceを利用されている企業から問い合わせをいただきました。 Tracer for Salesforceを開発したことによるSalesforce関係者への影響は非常に大きなものでした。
Tracer for Salesforce開発プロジェクトを進める内に、取得ログとして当初要件にあった項目だけではなく、取得するログの範囲を広げたいという追加要望が現れてきました。しかし、追加要望についてもしっかりとこちらの意図を汲み取って、Tracer for Salesforceに反映頂いたため、開発を依頼してよかったと思っています。
Tracer for Salesforceは、安全にSalesforceを利用していただくための環境を提供する機能を十分に備えていると自負しております。 今後みずほグループはもとより、Salesforceを利用されている金融機関をはじめ一般企業様向けにも積極的にアピールしていきたいと考えております。
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